【他職種との連携④】~リハビリ職種とつなぐ在宅生活の質~

在宅でも「リハビリ」が継続できる

中野区・新宿区周辺で訪問診療を行っていると、リハビリ職種(理学療法士・作業療法士)の方々と連携する機会が非常に多くあります。特に落合、中落合、下落合、中井といったエリアでは、高齢の患者さんや脳梗塞後遺症、パーキンソン病などでリハビリを必要とされる方が多く、訪問診療とリハビリの併用が療養生活を支える大切な柱となっています。

訪問看護ステーション所属のリハビリ職種

在宅でリハビリを提供する理学療法士や作業療法士は、多くの場合「訪問看護ステーション」に所属しています。医師の指示のもとで、関節の可動域訓練、歩行訓練、嚥下リハビリ、日常生活動作の練習などを行い、患者さんの生活の質を高めてくださいます。訪問診療だけでは補いきれない「動き」や「生活の工夫」に関して、専門的な視点で支援していただけるのは非常に心強い存在です。

医師では気づけない「生活の中の課題」

診察時にベッドサイドでお会いするだけでは見えてこない課題も、リハ職種の関わりによって浮き彫りになります。例えば「室内の動線が不便で転倒リスクがある」「食事の姿勢でむせ込みやすい」など、生活に密着した視点で改善点を提案していただけることは、医師としても大変ありがたい点です。

チームで支える在宅医療

在宅医療は、医師、看護師、ケアマネジャー、薬剤師、そしてリハ職種が一丸となって支える「チーム医療」です。訪問診療だけでは実現できない部分を補い合うことで、患者さんやご家族が安心して自宅で暮らせる環境を整えることができます。

落合・中落合・下落合・中井周辺で在宅医療やリハビリを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

よつば中野クリニック

院長 手塚匠海