【地域交流レポート】あんずカフェに参加しました ~病院とクリニックの親密な連携を目指して~

2024年5月28日、杏雲堂病院様が主催する「あんずカフェ」に参加してきました。
この会は、緩和ケアに関わる医療職や地域の方々が集い、在宅医療や看取りに関する現場の声を共有する貴重な場となっています。

当日は、病院の緩和ケア病棟で勤務する看護師や医師、地域の開業医、訪問看護師、薬剤師などが参加し、活発な意見交換が行われました。「患者さんの希望を尊重しながら、どのように安心して最期の時間を支えていくか」という共通のテーマのもと、さまざまな視点から語り合う機会となりました。

在宅での緩和ケアを希望されている方でも、緩和ケア病棟へのバックベッド登録があることで、万が一に備えた心理的な安心感を得られるという意見がありました。ご本人やご家族にとって、「何かあったら受け入れてもらえる場所がある」という事実は、在宅で過ごすうえでの大きな支えになると感じます。

また、症状が強くなる前の段階から在宅医療と緩和ケア病棟が連携をとることで、個人の生活スタイルや価値観に即した医療を提供しやすくなるという意見も印象的でした。早い段階での関わりは、医療的な準備だけでなく、ご本人の思いに寄り添うためにも重要です。

よつば中野クリニックでは、地域の医療機関との連携を大切にしながら、ご自宅で安心して過ごしていただける体制を整えています。中野区、新宿区周辺で緩和ケアや在宅療養をお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

よつば中野クリニック  院長 手塚匠海