年齢を重ねると、筋力や体力が少しずつ低下し、「フレイル(虚弱)」と呼ばれる状態になりやすくなります。
今回は、管理栄養士の視点から、フレイル予防におすすめの食品についてご紹介します。
フレイルを防ぐには、毎日の食事がとても大切です。特に注目したいのが「たんぱく質」。筋肉を維持するために、お肉・魚・卵・豆腐などを毎食しっかりとることがすすめられています。
秋は、鮭やさつまいも、きのこなど、栄養価の高い旬の食材が豊富です。鮭には筋肉づくりに役立つたんぱく質や、骨の健康を支えるビタミンDが含まれています。
また、きのこ類や根菜には食物繊維が多く、腸内環境を整える効果も期待できます。
飲み込みが気になる方には、具だくさんのスープややわらかく煮た料理がおすすめ。食べやすく、栄養もしっかりとれます。
季節の味覚を楽しみながら、フレイル予防を始めてみませんか?
最後に秋の食材を使用したおすすめレシピをご紹介いたします。
【鮭ときのこの豆乳スープ】
☆材料(2人分)☆
生鮭…2切れ
しめじ・えのき…各1/2パック
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/3本
無調整豆乳…200ml
だし汁…200ml
味噌…大さじ1
サラダ油…少々
☆作り方☆
鮭は一口大に切り、骨を取り除く。野菜ときのこは食べやすい大きさに切る。
鍋に油を熱し、玉ねぎ・にんじんを炒める。しんなりしたら鮭ときのこを加える。
だし汁を加えて煮込み、具材がやわらかくなったら豆乳を加える。
沸騰させないように温め、最後に味噌を溶かして完成。
☆ポイント☆
・豆乳でたんぱく質とカルシウムを補給
・鮭でビタミンDと良質なたんぱく質を摂取
・やわらかく煮ることで嚥下が気になる方にも安心
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よつば中野クリニック 管理栄養士