心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送れなくなる状態です。
進行や再発を防ぐには、薬物治療だけでなく、日々の食事管理が欠かせません。
まず重要なのは「減塩」。塩分を摂りすぎると体内に水分が溜まりやすくなり、むくみや息切れを引き起こし、心臓に負担がかかります。
目標は1日6g未満。しょうゆや味噌は控えめにし、だしや香味野菜、酢などを活用して、薄味でも満足できる工夫をしましょう。
また、「水分の摂取量」にも注意が必要です。特に利尿薬を使用している場合は、医師の指示に従って水分量を調整しましょう。
さらに、心不全では筋力低下が問題となるため、「良質なたんぱく質の摂取」も大切です。
魚、豆腐、鶏ささみなどを主菜に取り入れ、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
食欲が落ちている場合は、少量でも栄養価の高い食品を選ぶことがポイントです。
心不全は「良くなったり悪くなったりを繰り返す」病気です。だからこそ、日々の食事が心臓を守る力になります。無理なく、続けられる工夫を取り入れながら、食生活を見直してみましょう。
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よつば中野クリニック 管理栄養士