【食事と健康⑪】~脂質異常症の方が食事で気を付けたいポイント②~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

前回は脂質の「質」についてお話ししましたが、今回はコレステロール値を下げる食材についてご紹介します。

コレステロールを下げる食材って、知っていますか?

特に注目したいのが「食物繊維」。腸内でコレステロールの吸収を抑える働きがあり、野菜、海藻、きのこ、豆類、玄米などに豊富です。

中でも水溶性食物繊維(ごぼう、オートミール、納豆など)は、LDL(悪玉)コレステロールの低下に効果的とされています。

また、植物性ステロールを含む食品もおすすめです。豆乳や特定保健用食品(トクホ)などに含まれており、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。

最近では、ドラックストアやコンビニでも手軽に手に入るようになりましたね。

調理法も大切です。揚げ物よりも、蒸す・焼く・煮るなどの方法を選ぶことで、余分な脂を減らすことができます。

例えば、野菜炒めを油少なめで作ったり、魚をグリルで焼いたりするだけでも、体に優しい食事になります。

「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」も意識してみましょう。ちょっとした工夫が、コレステロール値の改善につながります。

次回は、中性脂肪が気になる方への食事のポイントをお伝えします。

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