在宅医療を検討する際、「介護保険」と「訪問診療」がどのように関わるのか分かりにくいというお声をよくいただきます。今回はその関係性について、簡単にご紹介します。
まず、訪問診療は医療保険の枠組みで行われるサービスです。一方、介護保険では訪問看護・訪問リハビリ・デイサービスなど、生活支援や介護サービスが提供されます。両者は制度上は別々ですが、実際の生活では密接に関わり合っています。
介護保険申請のためには「主治医意見書」が必要です
例えば、訪問診療を受けるには主治医が必要であり、その主治医が介護保険のサービス導入時に必要な「主治医意見書」を作成することもあります。これは要介護認定を受けるために不可欠な書類です。
また、訪問診療を開始することで、ケアマネージャーと連携しながら訪問看護や福祉用具の導入、生活環境の調整などを一緒に進めることができ、ご本人やご家族の負担軽減にもつながります。
かかりつけ医がいない場合でも当院でご対応します
「まだ病院に通えているから大丈夫」と感じていても、通院が難しくなる前から訪問診療を準備しておくことで、安心した生活が続けられます。
かかりつけ医がいない場合でも、訪問診療の開始とともに私が主治医となってサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
中野区、新宿区周辺で地域に根ざした医療と介護の連携を――
よつば中野クリニック 院長 手塚匠海