「東中野多職種交流研修会」に参加しました

先週5月22日(木)に開催されました東中野多職種交流研修会に参加させていただきました。

当日は70人近い医療・介護関係者が参加され、様々なテーマでグループディスカッションをしました。

私の所属した班では「薬の管理が困難な高齢者への支援での連携」というテーマで話し合い、ケアマネージャー、訪問介護員、訪問看護師、訪問薬剤師といった様々な関連職の方々と意見を交わすことで、職に応じた視点があることを改めて実感しました。

議論中には高齢者の方が薬剤管理をしやすいように「服薬管理のできない高齢者の処方内容を見直し、1日4回の内服から1~2回などに減らせないか考える」などの検討もされました。こういった管理が困難となった段階で外来通院から訪問診療に切り替えを検討されるケアマネージャーの方も多いようです。

患者さんの病状に即した治療を行うのはもちろんですが、ご本人や関連職の方々と密に連携を取り、生活状況に根差した診療を心がけていきたいと思います。

よつば中野クリニックでは中野区、新宿区周辺の地域で訪問診療をさせていただき、訪問患者様ひとりひとりにファイルをお渡しし、そこにご家族や関連職の方々にも書き込んでいただける「交換日記」を行っています。

また訪問看護師、ケアマネージャーの方々とは電話連絡や多職種連携ツール(MCSなど)を用いて状況を共有させていただいております。

引き続き地域の皆様との連携を強化しながら診療に取り組んでいきます。

よつば中野クリニック  院長  手塚 匠海