【食事と健康㉗】~痛風・高尿酸血症の方が食事で気を付けたいポイント②~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

前回は「尿酸値が高いというのはどういうことか」についてお話ししましたが、今回は“検査数値の見方と、日々の食事で実践しやすい整え方”についてご紹介します。

体を整える最初のステップは、今の自分を知ることです。血液検査の尿酸値が7.0mg/dL以上になると「高尿酸血症」といわれ、痛風発作や腎機能への負担リスクが高まります。よく耳にする“プリン体”は、肉や魚、アルコールなどに含まれ、体内で尿酸に変わる成分なんです。とはいえ、「プリン体=完全にNG」ではありません。 大切なのは、“少し意識する”こと。たとえば揚げ物や濃い味の料理を続けない、甘い飲み物を減らすなど、できるところからで十分です。プリン体を完全に避けるより、バランスよく食べるほうが体は整いやすいんですよ。

そして、ここで役立つのが食事の酸・アルカリの視点。イメージとして、野菜や海藻、豆類などのカリウムを多く含むものは“アルカリ性の食品”と捉え、毎食しっかり摂りましょう。一方で、魚卵や内臓系、加工肉などは“酸性に傾きやすい食品”で、しかも高プリン体のことが多いため頻度と量を控えめに。お肉や魚そのものは必要なたんぱく質源なので、脂身や量を調整しつつ、野菜を一緒に増やして中和するイメージがポイントです。

数字を知るのは自分を責めるためではなく、“整えるヒントを見つける作業”。無理のない範囲で、食事の方向性をほんの少し修正するだけでも、尿酸値は着実に落ち着いていきます。

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