【食事と健康㉕】~痛風・高尿酸血症の方が食事で気を付けたいポイント①~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

今回から4回にわたり、痛風・高尿酸血症と食事の関係についてお話ししていきます。

「尿酸値が高い」と言われると、ついビールやプリン体が頭に浮かびますが、実はそれだけが原因ではありません。尿酸とは、体内でプリン体が代謝される過程で自然に生まれる物質のことで、一定量なら問題ありません。ただし血液中の尿酸が多い状態(一般に7.0mg/dL以上)が続くと、関節に尿酸塩の結晶が溜まっていき、ある日突然、足の親指の付け根などが激しく腫れて痛む「痛風発作」を起こすことがあります。さらに、腎臓に負担がかかって腎機能が落ちたり、尿路結石のリスクが高まる点にも注意が必要です。加えて、高血圧や脂質異常、肥満、血糖コントロールの乱れなど、いわゆる生活習慣病と並走しやすく、放置すると動脈硬化の進行にもつながりやすくなります。ただ、怖がる必要はありません。尿酸値は日々の積み重ねに素直に反応します。食事と飲酒の整え方、体重や活動量、睡眠やストレス対策といった生活の“要点”を少しずつ整えるだけでも、数値は落ち着きやすくなります。まずは現状を知り、無理のない範囲で実行できることから始めましょう。

このシリーズでは、尿酸値を整えるための食事や生活のコツを、少しずつお伝えしていきます。次回は、検査値の見方と、毎日の食事で実践しやすい整え方をご紹介します。

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