【食トレンド~からだがよろこぶ選び方⑬】~梅雨のだるさをほどく「とうもろこし」~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

空気が重く、気圧の波が細やかに心身を揺らす6月。むくみや食欲低下、頭の重さなど、はっきりと「不調」と言えない違和感が続くことがあります。そんな季節に寄り添うのが、旬を迎えるとうもろこし。噛むほどに広がる甘みは“ゆっくり吸収されるでんぷん”が中心で、急に血糖を押し上げにくく、静かに体を満たすエネルギー源になります。さらに、カリウムが水分バランスを整え、食物繊維が腸内環境の落ち込みをやさしく押し上げてくれます。ビタミンB群は代謝の土台。梅雨の「重だるさ」に対して、体に負荷をかけずに**“やわらかい元気”**を作る助けになります。

梅雨どきは身体が「冷え+湿気」に傾きがち。とうもろこしは蒸して香りを閉じ込め、温かいスープやご飯に展開すると、胃腸に負担をかけずにいただけます。主食の一部をとうもろこしに置き換えると、糖質の摂りすぎを自然に抑えられるのもポイント。塩は控えめにしつつ、だしや香味(生姜・青ねぎ)を生かすと満足度が落ちません。芯からカップ1杯分の“とうもろこしだし”をとってスープに使うのは、家庭ならではの贅沢な工夫。素材の甘さ+だしの旨みで、心までほどける一杯になります。

◎覚えておきたい要点

・主食の一部をとうもろこしに“置き換え”て食べすぎ予防

・蒸す/短時間の加熱で香りと栄養をキープ

・塩は控えめ、だしと香味で満足度を上げる

☆とうもろこしのやさしい“すり流し”スープ(2人分)

【材料】

とうもろこし(茹で)…1本(粒約150g)

だし汁…400ml

塩…ふたつまみ

生姜汁…数滴(お好みで)

仕上げ:青ねぎ小口切り少々(任意)

【作り方】

1.とうもろこしは粒をそぎ落とす。芯は取っておく。

2.鍋にだし汁と芯を入れ、弱火で5分ほど煮て香りを移し、芯を取り出す。

3.②のだしと粒をミキサーでなめらかにし、鍋に戻す。

4.弱火で温め、塩で味を調える。お好みで生姜汁を垂らし、器に盛って青ねぎを散らす。

【コツ・ポイント】

・芯を煮ると香りと甘みがしっかり移る。

・生姜は“香り付け”程度に。入れすぎると辛くなる。

・冷やしても美味しいが、胃腸が弱い方は温かくどうぞ。

【アレンジ】

・豆乳少々を仕上げに加えると、やさしいコクが出る。

・粒感を少し残すと“飲む”と“食べる”の中間で満足感アップ。

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