【食トレンド~からだがよろこぶ選び方⑮】~日差しに負けない「トマト」~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

一年で最も紫外線が強く、体力の消耗が激しい8月。完熟トマトの赤は、まさに夏の盾。色素リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、紫外線や暑熱による酸化ダメージのケアに役立ちます。さらに、水分とカリウムで“渇きとむくみ”のバランスを整え、酸味の素・クエン酸が食欲のスイッチを押してくれます。リコピンは油と一緒に摂ると吸収が高まります。また、皮や種の周りに栄養が多いので、なるべく丸ごといただくのが理想です。

猛暑日は冷たいものに偏り、胃腸が疲れやすくなります。昼は冷たく、夜は温かいスープや煮込みで“温度のバランス”を。トマトペーストを少量使うと旨みが濃くなり、減塩でも満足感の高い味に。オリーブオイルとハーブ(バジル、オレガノ、タイム)を合わせると、香りが立ち、食欲が自然に戻ってきます。

◎覚えておきたい要点

・リコピンは油と一緒に(吸収UP)

・冷・温のバランスで胃腸を守る

・ペースト少量で旨み濃度を高め、減塩でも満足

☆トマトとオリーブオイルの温スープ(2人分)

【材料】

トマト…大2個(約400g/ざく切り)

にんにく…1片(つぶす)

オリーブオイル…大さじ1

塩…小さじ1/3〜1/2

黒こしょう…少々

バジル…適量(ちぎる)

※お好みで:トマトペースト小さじ1

【作り方】

1.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でじっくり香りを引き出す。

2.トマトを加え、中火で3〜5分、軽く崩しながら煮る。水分が足りなければ少量の水を足す。

3.塩・黒こしょうで調え、器に盛ってバジルをのせる。ペースト使用時は②の途中で加える。

【コツ・ポイント】

・にんにくは焦がさない(弱火厳守)。

・トマトは完熟を。酸味がやさしく、旨みが濃い。

・仕上げにオイルを数滴追うと香りが一段アップ。

【アレンジ】

・オートミールや茹で押し麦を加えて“食べるスープ”に。

・冷やしにしても◎。ただし胃腸が弱い方は温かい飲み物と一緒に。

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