こんにちは、管理栄養士の山中です。
前回は「フレイルとはどんな状態なのか」についてお話ししましたが、今回は“筋肉づくりに欠かせない たんぱく質の選び方”についてお話しします。
フレイル予防のキーワードは「たんぱく質をこまめに」。フレイルを防ぐために大切な栄養素といえば、やっぱりたんぱく質です。筋肉・血液・皮膚・免疫細胞…など体のあらゆる材料になってくれる、主役の栄養素です。
でも高齢になると、「お肉は重くて食べにくい」「食べる量が減ってしまって…」という声もよく聞きます。
そこで今回は、無理なく取り入れられるたんぱく質の選び方をまとめました。
① たんぱく質は“量より種類”を意識する。
同じたんぱく質でも、食べやすさや消化のしやすさが違います。
✔ 食べやすく取り入れやすい食品
・卵(ゆで卵・茶碗蒸し など)
・豆腐・納豆(やわらかくて嚥下もしやすい)
・魚(鮭・さば・白身魚など)
・乳製品(ヨーグルト・牛乳・チーズ)
「お肉があまり食べられない」という方でも、卵や豆腐を組み合わせれば、十分なたんぱく質を確保できます。
② “毎食ほんの少し”でOK!
一度にたくさん食べられなくても大丈夫。むしろ高齢者の体は、一度に大量より分けて摂る方が吸収がよいと言われています。
【1食に入れたい量の目安】
・卵:1個
・豆腐:1/3〜1/2丁
・魚:70〜80g
・ヨーグルト:100g
「朝にヨーグルト、昼に卵、夜に魚」など、1日の中でバランスをとればOKです。
③「たんぱく質+ビタミンD」で筋肉を守る。
たんぱく質と一緒に摂りたいのが ビタミンD。骨と筋肉の働きをサポートしてくれる栄養素です。
【ビタミンDが多い食品】
・鮭
・さば
・干ししいたけ
・卵
・きのこ類
特に鮭は「たんぱく質+ビタミンD」が一度にとれる優秀食材。食べられる日があれば優先したい食品です。
④ 食が細い方は“飲めるたんぱく質”も味方に。
「食事量が落ちていて、固形のものがつらい…」そんなときは スープ・茶碗蒸し・豆乳 など“飲むように食べられる”料理がおすすめです。
・豆乳スープ
・具だくさん味噌汁に豆腐を入れる
・茶碗蒸しで卵とだしを一緒に
無理なく、自然にたんぱく質がとれます。
次回は「噛みにくい・飲み込みにくい」方でも食べやすくする調理のコツについて、実践しやすいアイデアと一緒にお伝えします。
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