こんにちは、管理栄養士の山中です。
空気が重く、気圧の波が細やかに心身を揺らす6月。むくみや食欲低下、頭の重さなど、はっきりと「不調」と言えない違和感が続くことがあります。そんな季節に寄り添うのが、旬を迎えるとうもろこし。噛むほどに広がる甘みは“ゆっくり吸収されるでんぷん”が中心で、急に血糖を押し上げにくく、静かに体を満たすエネルギー源になります。さらに、カリウムが水分バランスを整え、食物繊維が腸内環境の落ち込みをやさしく押し上げてくれます。ビタミンB群は代謝の土台。梅雨の「重だるさ」に対して、体に負荷をかけずに**“やわらかい元気”**を作る助けになります。
梅雨どきは身体が「冷え+湿気」に傾きがち。とうもろこしは蒸して香りを閉じ込め、温かいスープやご飯に展開すると、胃腸に負担をかけずにいただけます。主食の一部をとうもろこしに置き換えると、糖質の摂りすぎを自然に抑えられるのもポイント。塩は控えめにしつつ、だしや香味(生姜・青ねぎ)を生かすと満足度が落ちません。芯からカップ1杯分の“とうもろこしだし”をとってスープに使うのは、家庭ならではの贅沢な工夫。素材の甘さ+だしの旨みで、心までほどける一杯になります。
◎覚えておきたい要点
・主食の一部をとうもろこしに“置き換え”て食べすぎ予防
・蒸す/短時間の加熱で香りと栄養をキープ
・塩は控えめ、だしと香味で満足度を上げる
☆とうもろこしのやさしい“すり流し”スープ(2人分)
【材料】
とうもろこし(茹で)…1本(粒約150g)
だし汁…400ml
塩…ふたつまみ
生姜汁…数滴(お好みで)
仕上げ:青ねぎ小口切り少々(任意)
【作り方】
1.とうもろこしは粒をそぎ落とす。芯は取っておく。
2.鍋にだし汁と芯を入れ、弱火で5分ほど煮て香りを移し、芯を取り出す。
3.②のだしと粒をミキサーでなめらかにし、鍋に戻す。
4.弱火で温め、塩で味を調える。お好みで生姜汁を垂らし、器に盛って青ねぎを散らす。
【コツ・ポイント】
・芯を煮ると香りと甘みがしっかり移る。
・生姜は“香り付け”程度に。入れすぎると辛くなる。
・冷やしても美味しいが、胃腸が弱い方は温かくどうぞ。
【アレンジ】
・豆乳少々を仕上げに加えると、やさしいコクが出る。
・粒感を少し残すと“飲む”と“食べる”の中間で満足感アップ。
「食べることは生きること」中野区・新宿区での訪問栄養指導・オンライン栄養指導はお任せください。
管理栄養士が一人ひとりに寄り添いあなたにぴったりなアドバイスをいたします。