【食トレンド~からだがよろこぶ選び方⑭】~夏の始まりに「ゴーヤ」~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

暑さが増す7月は、冷たい飲み物や麺類に偏りやすく、胃腸の動きが緩やかになります。ここで頼りになるのがゴーヤ。独特の苦味成分モモルデシンは、胃酸分泌を助け、食欲のスイッチをそっと入れてくれます。ビタミンCは加熱に比較的強く、汗で失いがちなカリウムや食物繊維も豊富。まさに**“夏の体調管理”に向いた野菜**です。

「苦いから苦手…」という方も、切ってから塩もみ→さっと湯通しのひと手間で印象が一変します。たんぱく源(卵・豆腐・ツナ・鶏むね)と合わせると、味が丸くなり、疲労回復にもつながります。油を少量まとわせて調理すると、香りが立ち、脂溶性成分の吸収も高まります。夏はどうしても味が濃くなりがちですが、苦味・だし・香味(生姜・にんにく)・柑橘を重ねると、減塩でも満足できる“キレのある味”に。

◎覚えておきたい要点

・苦味は「塩もみ→短時間の湯通し」で調整

・たんぱく質+少量の油で“持続する元気”に

・濃い味に頼らず、だしと香味で整える

☆ゴーヤと卵のやさしいすまし煮(2人分)

【材料】

ゴーヤ…1/2本(約120g)

卵…2個

だし汁…400ml

醤油…小さじ2

塩…ひとつまみ

【作り方】

1.ゴーヤは縦半分に切って種とワタを除き、2〜3mm幅で薄切り。

2.塩少々(分量外)でもみ、2〜3分置いてから熱湯で10〜15秒さっと湯通し、ザルに上げる。

3.鍋にだし汁を沸かし、ゴーヤを2〜3分煮る。

4.醤油・塩で味を整え、溶き卵を細く回し入れる。ふんわり固まったら火を止め、器へ。

【コツ・ポイント】

・卵は細くゆっくり落として“羽衣状”に。

・ゴーヤは煮すぎると色も食感も落ちるので短時間で。

・仕上げにすだちやレモンをひと搾りすると、苦味がやさしく締まる。

【アレンジ】

・豆腐(木綿)150gを加えると、一皿でたんぱく質量UP。

・冷やしても◎。暑い日の“ひんやり汁物”に。

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