【食事と健康㉖】~脂肪肝の方が食事で気を付けたいポイント④~

こんにちは、管理栄養士の山中です。

今回から4回にわたり、脂肪肝と食事の関係についてお話ししていきます。

脂肪肝は、肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。多くは自覚症状に乏しく、健診で AST・ALT・γ‐GTP の上昇や超音波所見で指摘されて気づきます。背景には、食べ過ぎ・飲み過ぎ、夜遅い食事、運動不足、果糖の多い飲料、体重増加、睡眠不足やストレス、薬やサプリの影響などが重なります。放置すると単純性脂肪肝から炎症を伴う脂肪肝炎(NASH)へ、さらに線維化が進むと肝硬変・肝がんリスクが上がる可能性も。ただし肝臓は回復力が高い臓器です。1 か月に 1〜2kg の緩やかな減量、総エネルギーと質の見直し、飲酒量・頻度のコントロール、有酸素運動の習慣化、睡眠の確保といった小さな積み重ねで、検査値や画像は十分に改善が期待できます。加えて、食べる順番(野菜→たんぱく質→主食)や“飲み物の砂糖”の見直し、夜食を汁物に置き換える工夫でも肝の負担は軽くなります。自己流の極端な糖質制限やファスティングは、リバウンドや栄養不足の引き金になりがち。怖がるより、現状を知り、ムリなく続く一手から整えていきましょう。次回は食事で押さえたい実践ポイントをお伝えします。

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