こんにちは、管理栄養士の山中です。
空気が澄み、食欲が戻る10月。さつまいもは、穏やかな甘さで心をほどき、同時に体を満たしてくれる秋の味方です。食物繊維が豊富で、皮にはポリフェノール、果肉にはビタミンCやβカロテン(品種による)。注目はレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)。腸内細菌のエサになり、発酵して短鎖脂肪酸をつくり、腸のコンディションを整える助けになります。甘いものが恋しくなる季節こそ、砂糖ではなく**“ゆっくり吸収される自然の甘み”**を味方にするのが賢い選び方。
焼きいもは低温でじっくり火を入れると、でんぷんが糖化して甘みが増します。おやつに“素”で楽しむのはもちろん、主食に寄せて量を見える化するのも食べすぎ予防に有効。ポタージュにすれば皮まで丸ごと使え、塩分や砂糖に頼らずに満足感の高い一皿に。味覚が鋭くなる秋は、バターや砂糖の“強い味”を少し控えて、素材の甘さと香りを主役に据えると、心の満足度が長続きします。
◎覚えておきたい要点
・おやつは“素材の甘み”で満足感を
・焼きいもは160℃前後でじっくり→甘みが引き出される
・皮まで使って食物繊維&ポリフェノールを無駄なく
☆さつまいもの皮ごとポタージュ(2人分)
【材料】
さつまいも…小1本(約200g/皮ごと薄切り)
玉ねぎ…1/4個(薄切り)
オリーブオイル…小さじ1
水…250ml
豆乳(または牛乳)…200ml
塩…ふたつまみ
白こしょう…少々(任意)
【作り方】
1.さつまいもは皮ごと薄切りにして10分水にさらし、水気を切る。
2.鍋にオイルを熱し、玉ねぎを弱火で甘みが出るまで炒める。
3.さつまいもを加えて軽く炒め、水を注ぎ、柔らかくなるまで煮る(目安10分)。
4.粗熱をとってミキサーで滑らかにし、鍋に戻す。
5.豆乳を加えて温め、塩・白こしょうで調える(沸騰させない)。
【コツ・ポイント】
・豆乳は分離しやすいので“温めるだけ”。
・皮は薄切りにすると口当たり良く、色も美しい。
・甘みが足りない時は、弱火で数分煮詰めて“濃度”で調整。
【アレンジ】
・仕上げにオリーブオイル数滴やシナモンパウダーで、香りのアクセント。
・鶏ささみを裂いてのせると、軽い主食スープに格上げ。
「食べることは生きること」中野区・新宿区での訪問栄養指導・オンライン栄養指導はお任せください。
管理栄養士が一人ひとりに寄り添いあなたにぴったりなアドバイスをいたします。