こんにちは、管理栄養士の山中です。
残暑と朝晩の涼しさが交錯する9月は、自律神経が揺れやすく、体調を崩しやすい時期。秋ナスは水分が豊富で胃に重くなりにくく、皮のナスニン(アントシアニン)が酸化ストレスのケアに働きます。いっぽうで体を冷やしやすい面があるため、季節の変わり目には火を入れて温度を整えることが大切。ナスは油を吸いやすい性質ですが、最初に少量の油で薄くコート→蒸し焼きやだし浸しにすると、重くならず旨みだけを運んでくれます。
日本の台所にある“温める香り”(生姜・味噌・ねぎ・かつおだし)を合わせると、ナスの滋味がぐっと引き立ちます。焼き目の香ばしさ、だしの染み、最後にふわりとのぼる生姜の香り。夏に溜め込んだ疲れが、湯気と一緒にほどけていくようです。冷やして味を含ませてもおいしい一皿ですが、冷えが気になる日は温かい状態で。**“今日の自分に合う温度”**でいただくことが、実は何よりのケアになります。
◎覚えておきたい要点
・皮ごと+加熱で“巡り”をサポート
・油は最小限でコート→蒸し・だし浸しへ
・生姜・味噌・ねぎなど“温める香り”と組み合わせる
☆秋ナスの生姜だし浸し(2〜3人分)
【材料】
ナス…2本(約250g)
生姜…1片(すりおろし/小さじ1〜2)
だし汁…300ml
薄口醤油…大さじ1
みりん…小さじ2
油…大さじ1(米油・菜種油など)
【作り方】
1.ナスは縦半分→1.5cm幅の斜め切り。水にさらしてアクを抜き、水気を拭く。
2.フライパンに油を熱し、ナスの表面に薄く焼き色をつける。
3.鍋にだし汁・薄口醤油・みりんを合わせて温め、②のナスを加え2〜3分煮含める。
4.火を止めて生姜を加え、味をなじませる。温かいままでも、粗熱が取れたら冷蔵で冷やしても。
【コツ・ポイント】
・焼き目は“香りの調味料”。色づくまで焦らず。
・生姜は仕上げに加えると香りが立つ。
・冷やす場合は味が落ち着くので、塩味は控えめにして後から調整。
【アレンジ】
・仕上げに白ごま・小ねぎ。
・豚薄切りを加えて主菜化→疲労感が強い日の“ご自愛定食”に。
「食べることは生きること」中野区・新宿区での訪問栄養指導・オンライン栄養指導はお任せください。
管理栄養士が一人ひとりに寄り添いあなたにぴったりなアドバイスをいたします。